home *** CD-ROM | disk | FTP | other *** search
/ Mac100% 1998 November / MAC100-1998-11.ISO.7z / MAC100-1998-11.ISO / オンラインソフト定点観測 / ユーティリティ / CacheMark110.lzh / CacheMark110 / CacheMark 1.1.0 取説 / CacheMark 1.1.0 ОжРа next >
Text File  |  1998-07-31  |  5KB  |  119 lines

  1. CacheMark 1.1.0 取説
  2.  
  3. ◆はじめに ------------
  4.  徹夜はイケませんね。(苦笑)
  5.  
  6. ◆解説 ----------------
  7.  キャッシュ(1次/2次)の効果を測定し、結果をグラフ表示するものです。
  8.  
  9.  日経MAC誌1998年3月号P171に「図3 キャッシュの威力検証」という
  10. グラフが掲載されています。どのような内容かといいますと、
  11. ---本文より引用---
  12. 》あるバッファー(連続したメモリー・ブロック)全体をほかのバッファーへ
  13. 》コピーする作業を繰り返し実行するプログラムを,バッファーのサイズをい
  14. 》ろいろ変えて走らせてみた。(バッファー・サイズ×繰り返し回数)=(ト
  15. 》ータルの転送量)を常に同じにしたのがポイント。キャッシュがなければ転
  16. 》送時間はどれも同じになるはずだが,実際には,バッファー・サイズが1次
  17. 》/2次キャッシュに入り切るかどうかで大差がつく。
  18. ---引用終わり---
  19. というわけで、横軸に「バッファー・サイズ(転送元/先の合計)」をとり、
  20. 縦軸を「転送時間」とした折れ線グラフとなっています。2次キャッシュの実
  21. 装方式の違いにより3機種を比較していて、バックサイド方式の速さがまさに
  22. 一目瞭然。私も試したいよ〜!というわけで作成したのが今回ご紹介する(笑) 
  23. CacheMarkです。
  24.  
  25.  基本的に日経MAC誌に準じています。ToolboxのBlockMoveDataを使用
  26. してバッファのメモリブロックを転送し、その所要時間を計測します。デフォ
  27. ルトでは測定する最大バッファサイズ(転送元/先の合計)を8MB、トータル
  28. の転送量を256MBとしています。
  29.  システムスクリプトが日本語の場合、メニュー等の表記を日本語化するよう
  30. になっています。機能拡張を外した状態でMacを起動した場合、CacheMarkは
  31. 英語表記となります(つまり文字化けしません)。が、しかし、私は英語が苦
  32. 手なのでテキトーに訳してあります(つまり言語化けしている可能性が....)。
  33. これにつきましては、「間違ってるゾ!」とお怒りにならずに「間違ってます
  34. よ」と優しくお教え願います。
  35.  
  36.  バッファとして使用するのはテンポラリメモリ(アプリケーションにもシス
  37. テムにも割り当てられていない空き領域)です。テンポラリメモリを確保出来
  38. る範囲内で計測しますので、測定したいバッファサイズの空き領域を用意して
  39. おいて下さい。用意出来なくても動作的には問題ありません。ただ測定しない
  40. だけです。
  41.  
  42. ◆操作方法 ------------
  43.  「テスト」メニューの「キャッシュ」を選べば計測します。(次項を参照)
  44.  
  45. ◆メニュー(抜粋) ------
  46.  ファイル
  47.   開く     : 気のせい(?)です。(汗)
  48.   保存     : 測定結果をSimpleTextの書類として保存します。
  49.   初期設定   : 転送量、バッファ、使用フォント等を設定出来ます。
  50.   終了     : CacheMarkを終了します。
  51.  テスト
  52.   キャッシュ  : 測定を始めます。
  53.   総転送サイズ : トータルの転送量を選択出来ます。
  54.   最大バッファ : 測定する最大バッファサイズ(転送元/先の合計)。
  55.   時間の単位  : 表示する時間の単位。msまたはTicks(1/60秒)。
  56.  
  57. ◆開発環境 ------------
  58.  機種 : PowerMac7300/308(MACh SPEED G3/MacOS8.1J)
  59.  言語 : Metrowerks CodeWarrior Pro3
  60.  
  61. ◆動作環境 ------------
  62.  PowerMac以降の機種。
  63.  
  64. ◆動作確認 ------------
  65.  CacheMark 1.1.0 は次の機種で動作確認しました。(CPU及びOSは添付書
  66. 類「CacheMark 1.1.0 動作確認&結果」を参照して下さい。)
  67. PowerMac7300, PowerBook2400
  68.  
  69. ◆履歴 ----------------
  70.  1.1.0 1998/07/31
  71. 結果を保存可。初期設定を変更可。AppleEvent対応。
  72.  1.0.2 1998/07/12
  73. 一部修正。(非公開)
  74.  1.0.1 1998/04/26
  75. システムスクリプトが日本語の場合、メニュー等を日本語化する。他一部修正。
  76.  1.0.0 1998/04/19
  77. 最初のリリース....のはずが、結局非公開。
  78.  
  79. ◆補足 ----------------
  80.  測定結果を表示する「Results」ウィンドウにはOsaka−等幅フォントの12
  81. ポイントを使用しています。他のフォントを使用した場合、文字サイズの関係
  82. から表示が乱れることがあるかもしれません。初期設定のダイアログでは文字
  83. サイズの指定は出来ませんが、初期設定ファイル中ではその指定もあります。
  84. 気になる方は変更して下さい。(え?何故ダイアログで設定出来ないかって?
  85. そこまで必要ないでしょ? え?ぢゃぁ何故初期設定ファイルにその指定があ
  86. るのかって? あいやー。(苦笑) )
  87.  
  88.  あるバッファサイズの計測のあとで次のバッファを測定する際、一旦キャッ
  89. シュの中身をクリア(全く無関係な領域のデータを入れるとか)した方が厳密
  90. な測定になるのかななんて思うのですが、そこまで処理していません。
  91.  測定する最大バッファサイズの設定を2KBにした場合、グラフ表示はしませ
  92. ん。すみません、手抜きです。でも2KBだけの測定なんてしませんよね??
  93.  
  94.  転送量とバッファの設定をそれぞれ最大(つまり前者8GBの後者8MB)にし
  95. て測定しますと、とんでもなく時間がかかります。お気をつけ下さい。
  96.  
  97.  測定時(マウスカーソルが時計になっている間)もバックグラウンドでは割
  98. り込みが発生しています。測定結果に影響を及ぼすので、計測中はマウスを動
  99. かさないようにして下さい。
  100.  
  101. ◆ご注意 --------------
  102.  CacheMarkは日経MAC誌を参考にして独自に作成したものです。日経MA
  103. C誌とは無関係ですので、くれぐれも日経MAC誌編集部へお問い合わせ等を
  104. なさいませんようお願い致します。
  105.  
  106.  CacheMarkの使用により生ずるいかなる損害に対しましても、作者は一切の
  107. 責任を負いません。
  108.  
  109.  CacheMarkはフリーウェアです。転載は非営利に限り自由です。
  110.  
  111. ◆不具合等 ------------
  112.  不具合やご要望等ございましたらメールを下さい。感想を頂けましたら幸い
  113. です。アドレス:q_taro.tanaka@nifty.ne.jp
  114.  
  115.  
  116. (C)1998 たなかQ(兄貴工房)
  117. CacheMark 1.1.0 取説
  118. 1998年07月31日修正
  119.