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Text File
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1998-07-31
|
5KB
|
119 lines
CacheMark 1.1.0 取説
◆はじめに ------------
徹夜はイケませんね。(苦笑)
◆解説 ----------------
キャッシュ(1次/2次)の効果を測定し、結果をグラフ表示するものです。
日経MAC誌1998年3月号P171に「図3 キャッシュの威力検証」という
グラフが掲載されています。どのような内容かといいますと、
---本文より引用---
》あるバッファー(連続したメモリー・ブロック)全体をほかのバッファーへ
》コピーする作業を繰り返し実行するプログラムを,バッファーのサイズをい
》ろいろ変えて走らせてみた。(バッファー・サイズ×繰り返し回数)=(ト
》ータルの転送量)を常に同じにしたのがポイント。キャッシュがなければ転
》送時間はどれも同じになるはずだが,実際には,バッファー・サイズが1次
》/2次キャッシュに入り切るかどうかで大差がつく。
---引用終わり---
というわけで、横軸に「バッファー・サイズ(転送元/先の合計)」をとり、
縦軸を「転送時間」とした折れ線グラフとなっています。2次キャッシュの実
装方式の違いにより3機種を比較していて、バックサイド方式の速さがまさに
一目瞭然。私も試したいよ〜!というわけで作成したのが今回ご紹介する(笑)
CacheMarkです。
基本的に日経MAC誌に準じています。ToolboxのBlockMoveDataを使用
してバッファのメモリブロックを転送し、その所要時間を計測します。デフォ
ルトでは測定する最大バッファサイズ(転送元/先の合計)を8MB、トータル
の転送量を256MBとしています。
システムスクリプトが日本語の場合、メニュー等の表記を日本語化するよう
になっています。機能拡張を外した状態でMacを起動した場合、CacheMarkは
英語表記となります(つまり文字化けしません)。が、しかし、私は英語が苦
手なのでテキトーに訳してあります(つまり言語化けしている可能性が....)。
これにつきましては、「間違ってるゾ!」とお怒りにならずに「間違ってます
よ」と優しくお教え願います。
バッファとして使用するのはテンポラリメモリ(アプリケーションにもシス
テムにも割り当てられていない空き領域)です。テンポラリメモリを確保出来
る範囲内で計測しますので、測定したいバッファサイズの空き領域を用意して
おいて下さい。用意出来なくても動作的には問題ありません。ただ測定しない
だけです。
◆操作方法 ------------
「テスト」メニューの「キャッシュ」を選べば計測します。(次項を参照)
◆メニュー(抜粋) ------
ファイル
開く : 気のせい(?)です。(汗)
保存 : 測定結果をSimpleTextの書類として保存します。
初期設定 : 転送量、バッファ、使用フォント等を設定出来ます。
終了 : CacheMarkを終了します。
テスト
キャッシュ : 測定を始めます。
総転送サイズ : トータルの転送量を選択出来ます。
最大バッファ : 測定する最大バッファサイズ(転送元/先の合計)。
時間の単位 : 表示する時間の単位。msまたはTicks(1/60秒)。
◆開発環境 ------------
機種 : PowerMac7300/308(MACh SPEED G3/MacOS8.1J)
言語 : Metrowerks CodeWarrior Pro3
◆動作環境 ------------
PowerMac以降の機種。
◆動作確認 ------------
CacheMark 1.1.0 は次の機種で動作確認しました。(CPU及びOSは添付書
類「CacheMark 1.1.0 動作確認&結果」を参照して下さい。)
PowerMac7300, PowerBook2400
◆履歴 ----------------
1.1.0 1998/07/31
結果を保存可。初期設定を変更可。AppleEvent対応。
1.0.2 1998/07/12
一部修正。(非公開)
1.0.1 1998/04/26
システムスクリプトが日本語の場合、メニュー等を日本語化する。他一部修正。
1.0.0 1998/04/19
最初のリリース....のはずが、結局非公開。
◆補足 ----------------
測定結果を表示する「Results」ウィンドウにはOsaka−等幅フォントの12
ポイントを使用しています。他のフォントを使用した場合、文字サイズの関係
から表示が乱れることがあるかもしれません。初期設定のダイアログでは文字
サイズの指定は出来ませんが、初期設定ファイル中ではその指定もあります。
気になる方は変更して下さい。(え?何故ダイアログで設定出来ないかって?
そこまで必要ないでしょ? え?ぢゃぁ何故初期設定ファイルにその指定があ
るのかって? あいやー。(苦笑) )
あるバッファサイズの計測のあとで次のバッファを測定する際、一旦キャッ
シュの中身をクリア(全く無関係な領域のデータを入れるとか)した方が厳密
な測定になるのかななんて思うのですが、そこまで処理していません。
測定する最大バッファサイズの設定を2KBにした場合、グラフ表示はしませ
ん。すみません、手抜きです。でも2KBだけの測定なんてしませんよね??
転送量とバッファの設定をそれぞれ最大(つまり前者8GBの後者8MB)にし
て測定しますと、とんでもなく時間がかかります。お気をつけ下さい。
測定時(マウスカーソルが時計になっている間)もバックグラウンドでは割
り込みが発生しています。測定結果に影響を及ぼすので、計測中はマウスを動
かさないようにして下さい。
◆ご注意 --------------
CacheMarkは日経MAC誌を参考にして独自に作成したものです。日経MA
C誌とは無関係ですので、くれぐれも日経MAC誌編集部へお問い合わせ等を
なさいませんようお願い致します。
CacheMarkの使用により生ずるいかなる損害に対しましても、作者は一切の
責任を負いません。
CacheMarkはフリーウェアです。転載は非営利に限り自由です。
◆不具合等 ------------
不具合やご要望等ございましたらメールを下さい。感想を頂けましたら幸い
です。アドレス:q_taro.tanaka@nifty.ne.jp
(C)1998 たなかQ(兄貴工房)
CacheMark 1.1.0 取説
1998年07月31日修正